使ってみるということ
- 2010.02.09 Tue 00:04
2010年2月8日 展示会を終えて(その1)

(
センガクさんの窓から見えるコブシ)
1月31日から開催した「器工房つなぎ×sengaku」展が無事に終了致しました。
大変寒い時期そして、お忙しい中、ご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます
今回の展示会は、センガクさんにお願いし、センガクさんのデザート
と
器工房つなぎの器がコラボレートするという企画を実践しました
(昨年8月のセンガクさんでの展示会では、展示販売のみでした)
その試みは、以前から実践したかった企画で、ティールームである
センガクさんのおかげで実現することができました
デザートと器のコラボレートを快く承諾して下さったセンガクさんに
大変感謝しております
私たちは器を作り、販売する側にありますが、その際にいつも意識し
大切に思うことは、「器が日常の中で生きる」ということです。
最近は、100円ショップなどで、陶磁器が安くで手に入ります。
なかには、「これが100円?」と驚くような食器もあります。
器を作る側、提供する側の人間として、どういった商品であれば、
これらの安い器に対抗できるのか、陶磁器産業の中で生き残れるのか、
いつも頭の中にある問題です。
その答えは、「ギャラリー」という展示のみを目的とした場所ではない、
「喫茶」という食と繋がることのできるセンガクさんでの企画であったことが
大きいポイントであり、そして、今回の展示会に来ていただいた皆様
とのつながりで、また見えてきました
展示会をするときに、私たちはテーマを決めます。
そのテーマは、「できる限り展示会場に添うテーマであること」が、
私たちの中で決める最初の条件でもあります。
今回は、私たちが、メインにおすすめしたい器をセンガクさんに
お越しいただいた方に実際使っていただくことで、ご感想をいただきました
そのなかで、自然と口にされた「私はこの器に〜を盛ってみたい」
という
食と器をつなぐご意見

それは、日常の中で、
器と食をつなぐとても楽しい発想のお言葉
です
作り手として、お客様とつながることのできる、大変嬉しい発想のお言葉
であり、お客様からのアドバイスでもあります
器を購入するときに、自然と用途を考え、メニューを考えたうえで、
購入される方も多いと思います。
しかし、器を購入するときに、「実際に使ってみて、使い心地を確認できる」
ということは残念ながらなかなかありません
より満足した形で喜んで購入していただきたい
と思う気持ちから、
今回は、「実際に使っていただく」ということを起点にしました
おかげさまで、会期中、皆様から貴重なアドバイスをいただき、
これまででも、最も充実した展示会になりました
「なぜ、その形であるのか、用途や使い心地はどうか、
料理を引き立たせるものであるか。。。」
私たちは、色々と考えを巡らせ一つの形を作っていきます。
そして、展示会をさせていただくたびに、感じることですが、器というのは、
単に作り手の発想の中だけでは、生まれませんし、作り手の作りたいものを
ただ、作るというだけでは難しいということです。
日常の中で、必要とされた器が、家庭にある数ある器の中で、
家庭の食卓に並び愛されます
そして、食卓に上る器というのは、料理をする側にとって、
「使いやすい、料理がより美味しく感じ料理が映える器である」
ということが条件です。
(私も、料理が好きなのでそういった点には敏感です
)
作り手であるけれども、使う側の立場と気持ちや生活を考えた器作りを
今後も意識し心がけます。 そのためには、色々な器を見ること、使うこと、
そして、料理をたくさんするということが大切に思います
私たちの作る器が、少しでも生活や食を楽しめるものであってほしい
と私たちは願い、これからも、日常に生きる器を制作していきたいです
すっかり長くなってしましました。。。
次回は、展示会を終えて その2 人と人とをつなぐもの
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