表彰式にて
- 2010.03.03 Wed 00:24
2010年2月28日 宮崎県美術展表彰式
すっかりご無沙汰してしまい、申し訳ありません
2月28日は、表彰式のため宮崎県立美術館に行って参りました
【宮崎県立美術館】

宮崎県立美術館は、県立芸術劇場、県立図書館の間に立ち、3つの施設
が集う、緑に囲まれた宮崎県総合文化公園の中に位置しています
この日は、雲一つない日本晴れでした
【表彰式】

私は着物好きですが、普段は、着物を着る機会も少ないためここぞとばかりに
袖を通しました
写真の中央で賞状を受け取っているのが私です
待っている間はすごく緊張していましたが、受け取る前は意外と冷静になってい
ました
今回の受賞者は、高校生から95歳というご高齢のかたまで幅広かったです
私は、出品して今年で4回目となりました
自分が思っているよりもずっと早い入賞だったので大変嬉しかったです
工芸の審査をされたのは、備前焼の人間国宝である伊勢崎淳先生、
MOA美術館の副館長であり、漆研究の第一線で活躍される内田篤呉先生でした
実は、このお二人の先生とは以前、ご縁がありました
伊勢崎先生とは、柿右衛門先生や陶芸界でご活躍中の先生方と備前に訪問した
際に、伊勢崎先生の工房にお邪魔したことがあります
しかし、もちろん私はお供に付いて行っただけの学生だったため、伊勢崎先生
とお話しすることも名刺交換することもなく、記憶に残るような存在では
ありませんでした。。。
そして、内田先生とは、COE研究の一環で柿右衛門様式磁器調査として
MOA美術館に来館した際にお会いしました。もちろん私が宮崎出身者で
あることも、結婚し名字が変わったこともご存知ありませんし、まず覚えて
おられることはありません
しかし、こうやって私が以前、なんらかの形でお世話になった先生に
審査をしていただけるというのは、やはり何か縁があったと思わずには
いられませんでした
しかも、「準特選」という名誉ある受賞です
何か、不思議な縁があったように今は思えます
受賞者の審査評についてですが、
「初々しい素直さ」が決めてとなったようです。
「素材と技術に根ざした創造性、
素材をいかに造形言語化するか」
技術だけに頼っても、表現が行き過ぎても評価されない昨今の公募展です
もちろん、公募展の入落にだけとらわれる制作をするつもりもありません
自分らしく、土と対話しながら作ることに意義を感じています
公募展の作品は、私にとっては普段作る日用品とは全く異なる気持ちで
作る作品です
一言で言うと、「自分への挑戦」です
生きて陶芸を続ける限り、公募展には出品し続け挑戦したいです
第26回 宮崎県美術展
会期 : 2月27日(土)〜3月14日(日)
休 館 日 : 3月8日(月)
開館時間 : 10:00~18:00(入室は17:30まで)
※最終日は、16:30で終了(入室は16:00まで)
部 門 : 絵画、彫刻、書、写真、工芸、デザイン、映像
会 場 : 宮崎県立美術館(企画展示室/県民ギャラリー/展示室4/アートフォーラム)
※映像部門は2階アートフォーラムに設置したテレビで上映します。また、1階アートホールで特別上映会を実施します。
観 覧 料 : 大人:300円(250円) / 大学生等:200円(150円)/小中高生:無料
※( )内は20名以上の団体料金
詳しくは、宮崎県立美術館のHPをどうぞ

http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/index.html
真心
- 2010.02.23 Tue 00:37
2010年2月23日 はぜ(櫨)
先日、ジラソーレさんに櫨(はぜ)の木が飾られていました

私は、栴檀 (せんだん)かな?と思って聞いたら、櫨でした
話しを聞くと櫨は、かぶれるとのこと
自宅に帰って櫨を調べたら、ウルシ科でした
大学の木工の授業で漆を扱ったことがありますが、「敏感な人はかぶれるから」と、
教授に注意された記憶があります
とってもかわいらしい実で、触りたい衝動に駆られます
皮膚の弱い皆様、ご注意下さい
【櫨の実】

主人が、色合わせをするかのように並べた櫨の実がとってもかわいい
櫨の木の花言葉を調べたら、「真心」でした
真心といえば、先日バンクーバーのフィギュアスケートで
銅メダル
を
手にした高橋大輔選手の演技は、「自分らしい」演技をしたいとご本人が
語っていた通り、見る者の心を惹き付けてやまない芸術性の高い
パフォーマンスで「真心」のこもった演技でした
私は、中学校に入る前からフィギュアスケートのファンで、いつも
テレビの前に陣取って見ていました
当時と今では、採点基準が変わり、各エレメンツに完璧な演技が
求められるようになりました。そうした傾向の中、順位を上げるために
選手やコーチが取った勝つための対策は、確実に点を取るための安全な
プログラム構成
当然、これまで技術の向上に努めて訓練していた男子フィギュア選手は、
4回転ジャンプを封印する選手も出始め、他のスポーツ競技では、新記録
が更新されるものの、フィギュアスケートは、足踏み状態になっていました
今回の男子のメダル争いを制したのは、そういった採点基準に適った
トータルバランスのとれた確実に勝つための演技をした
アメリカのエバン・ライサチェク選手。
銀メダルは、ロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手。
プルシェンコ選手は、トリノの金メダル選手であり、4回転ジャンプを
跳ぶことに価値を見いだし、技術や記録への挑戦を打ち出したスポーツ
としての豪快な演技。
銀メダルのプルシェンコ選手も、銅メダルの高橋選手も、
現採点基準を念頭に入れた四回転ジャンプを避けた演技内容であれば、
誰が金メダルをとってもおかしくなかったと思います
しかし、プルシェンコ選手は、フィギュアスケートへの挑戦と未来の
ために、「四回転は絶対跳ぶ」という決意、高橋選手は、四回転は失敗する
確率がかなり高いという自身の状況を踏まえながらも、
四回転を入れたプログラムで演技することが、自分らしく金メダルに
相応しい演技に繋がると決め、失敗をしたことをも仮定した練習を
していたという決意。
メダリストの価値観と競技に対する思いは、全く違ったもので
私はそれがとても興味深かったです。
何をするにしてもよく耳にする言葉、
「結果が全て」 さて、それはどうでしょうか。
その答えは、きっと個人個人あるいは、状況で違うでしょう。
もし、私がオリンピック選手だったとしたら、迷わず高橋選手の
ように、「自分らしい、今の自分にできる演技」をしたと思います。
それは、自分の思いに素直である、偽らないということは、
決して後悔には繋がらないということだと思っているからです。
皆さんは、どの選手の価値観と演技に共感されたでしょうか?
準特選をいただきました!!!
- 2010.02.22 Mon 00:17
2010年2月21日
2月18日にとても驚いた出来事がありました
これまでも何度か出品し続けていた故郷の宮崎県美術展ですが、
なんとこのたび、第36回宮崎県美術展において
準特選
を受賞致しました

出品する前に急いで撮った写真ですが

【出品作品〜飴釉深鉢】


2月28日は、宮崎県美術館で
表彰式
がありますので、行って参ります
また一つ、私の陶芸の道ができました。
何より、故郷で作品が認められるということは、大変嬉しくありがたいです
いつも、応援してくれる主人や家族、身内そして、友人、お客様に
とびきりの吉報をお伝えすることができて、感無量です
私としては、奇をてらわない自然にろくろから生まれた形と飴釉が
一体になったところが良かったのかなと思っていますが、賞に選ばれた理由は、
審査員の先生からの総評を会場で拝見しないことには、わかりません
表彰式後に、またその結果をお伝えしたいと思います
学ぶことの楽しさとそこにある対象
- 2010.02.21 Sun 00:38
2010年2月20日 展示会のひととき
今日は、先日お世話になったジラソーレさんでのひとときについてお話しします
ギャラリーカフェ ジラソーレさんでは、格子状の棚に並べられた
源右衛門窯のカップ&ソーサーを見ることができます
【源右衛門窯HP】
http://www.gen-emon.co.jp/about/

常連さんは、お気に入りのカップでいただくとか
同じ絵柄の物がなくて、見ていてもとっても楽しいです
そして、珈琲の香りを最大に引き出す抽出法、美しさを兼ねた演出として
好まれるサイフォンもあります
【電熱式サイフォン】

よく見るアルコールランプ式ではなく、ジラソーレさんでは、電熱式です
電気を付けたときの色はとても美しく見入ってしまいます
サイフォンを目にしたのは、小学生の時。
幼い頃に父に連れられてよく行った路地裏の隠れ家的な喫茶店。
そこは、土壁で薄暗い喫茶店でした。まるで、理科の実験で使うかのような
アルコール式サイフォンに、ずっと憧れていたことを今もよく覚えています
自宅では、日常で手軽に楽しむためにペーパードリップで淹れています。
しかし、主人が大の珈琲好きということもあり近々、より奥深い味わいを
求めるためにネルドリップに切り替えたいと
思っています
珈琲豆の味がダイレクトに出るコーヒープレスでいただく珈琲も私は好きです
普段、ブラックで飲むことの少ない私でも、この抽出方法で淹れた珈琲は
美味しいと感じます
少し濁るのが特徴です
【炭火焼珈琲】

主人は深いコクで酸味の少ない珈琲が好きなため、ジラソーレさんでは、
炭火焼珈琲をいただきました
【ミルクティー】

私は、ちょっぴり疲れ気味であったので、甘いミルクティー
を
いただきました
ジラソーレさんのミルクティーは、紅茶の茶葉を牛乳で煮出して作る
セイロン風ミルクティー(インディアンミルクティーとも)で、
香り高い茶葉のアールグレイを使った濃厚でコクのあるミルクティーでした
とても美味しかったので、今では我が家でも淹れ方をセイロン風にしました
【織部釉カップ&ソーサー】

前回のセンガクさんでの展示会のときに、織部釉でカップ&ソーサーを
作ってほしいとリクエストいただいたので、ジラソーレさんでの展示会に
合わせて作りました
織部は重厚な色で重たそうに見えますが、重さに気をつけて作っているので、
「意外に軽い!!!」と驚かれます
こちらも、お嫁入りしました
大学院試験の面接時に、その後、私たちの論文指導教授となるであろう
教授にこう言われたことがあります。
「お茶の器を作るなら、お茶に精通していなければ良いお茶の器は
作れないし、酒呑みでなければ、美味しく呑める酒の器は作れない」 と。
そのときのことは、今でも鮮明に覚えています
少し考えれば当然と言える内容ですが、無知な私にはひどく印象に
残った言葉でした。
それ以来、自分が作る器に使われる用途と飲食物について、
真剣に勉強するようになりました
なるほど、珈琲のこと、紅茶のこと、緑茶の歴史やより美味しくいただく
方法を学ぼうとすればするほど、器のこともよく考えるようになりました
【西日に映るリューカデンドロンの影】

とっても奇妙な形をした花(リューカデンドロン)を行きつけのお花屋さんで買い求めました。
その時は、生花としてまだ蕾でした

【生花〜リューカデンドロン】

その後、開花したのを見届けたものの、しばらくほったらかしにしてしまって
気づいたら、水が枯れドライフラワーになっていました
聞くところによると、ドライフラワーとしてもよく販売されているとか
そういわれると、枯れて銀色というか鈍色になった姿も趣があって素敵ですね
何事にも共通することですが、自分の気づかないところにこそ、たくさんの
美なる対象があります。 それに一つでも気づいたときというのは、
沸き上がる喜びを感じます
「器工房つなぎ」展 〜作品紹介編2
- 2010.02.19 Fri 22:13
2010年2月19日「器工房つなぎ」展 〜作品紹介編2
今日も「器工房つなぎ」展で展示した作品のご紹介をします
【水面から顔を出すアリウム】

ジラソーレさんにて生けられたアリウムが、とっても美しい
【ミニマグ】

白い器でいただくコーヒーにちょっぴり飽きたお方におすすめなのは、
茶色×クリーム色です
【カフェオレカップ】

「うーん、どれにしようかな。。。」と、会場から声が聞こえていました
ぽっこりした形が、優しさと温かさの象徴でしょうか
【緑青花器】

主人がお気に入りの
緑青釉
です
初日に早速、お嫁入りしました
基本的に、花器は一点もので同じ形を作ることがありませんので、
お気に入りの花器があれば、お早めにどうぞ
【ティーポット】

象は、小倉に縁ある動物であり(江戸時代に小倉の常磐橋を渡ったことが
記録されている)、ダージリン、アッサムなど
世界一の紅茶生産地
であるインドに縁ある動物です
そんなつながりを合わせたティーポットです
優しい風貌である象を好まれる方はとても多いようで、会場でも人気でした
注ぎ口も、ぴたっと水切りよく仕上がりました
こちらもお嫁入りしました
初日に親友が持ってきてくれた梅の蕾も、開花してくれました
とっても良い春の香りが周囲にそよいでいました


